
新潟市秋葉区(旧 新津市)にあります当教会は、外国人宣教師が伝道をスタートさせた時期も含めると、その歴史は70年と少しになります。
教会の歴史 74年間のあゆみ
1950年 宣教開始
当教会は、1950年にスウェーデン人のハンス・マグヌソン宣教師により伝道が開始され、その後、1955年にはアメリカ人のペギー宣教師ご夫妻、そして、それに続く形で同じくアメリカ人のリース宣教師ご夫妻という方たちが初期の教会形成のために中心となって尽力してくださいました。

1960年代
大滝牧師が赴任・吉岡町会堂
1964年、それまでは正式な牧師のいなかった当教会でしたが、柏崎聖書学院(現 新潟聖書学院)を卒業したばかりの大滝信也師を初代牧師として招聘することができました。この頃の教会財政はとても苦しいもので、大滝師は牧師職の傍らで新聞配達の仕事もなさっていたそうです。
そんな中、1968年には64坪の土地に小さな教会堂を建てることができ、少ない人数ながらも真実の神様を礼拝し、讃美の歌をささげる固定したひとつの場所を持つことができました。

1970-80年代
松永牧師赴任・幼児教育開始
–たくさんの人が集う教会に-

1971年、大滝師の離任にともない、2代目の牧師を迎える必要に迫られます。その時に赴任したのが、現在まで半世紀以上にわたり労してくださっている松永堡智 牧師でした。ちなみに、記録によればこの時代の日曜礼拝の出席者は平均して15名ほどだったそうです。

そして1975年、これも教会にとって大きな変化でしたが、より地域に密着した教会形成を目指し、「小羊園(こひつじえん)」という名の無認可幼児教育をスタートさせました。教会堂をそのまま園舎として使い、子どもたちに聖書が示す真実の愛と救いを伝え、イエス・キリストの生涯を倣って地上の人生を歩むことを勧める教育を実践しました。牧師夫妻をはじめとし、たくさんの教会員もボランティアとして労しました。
※ 小羊園は2019年に諸般の事情により閉園しましたが、現在もそのスピリットを受け継ぎつつ、時代に即したさまざまな教育プロジェクトを実践しています。
1990年代 山谷町会堂 建堂
このような教会形成を続けていく中で、教会に集う人々は年々少しずつ増えていき、途中、会堂を増築しましたが、80年代半ばには、新しい土地に新しい大きな会堂を建設する必要に迫られることになります。

そして1994年、非常に長い月日と大変な財的工面を必要としましたが、神様は私たちの祈りに応えてくださり、同秋葉区(旧 新津市)内の山谷町という地に新しい会堂を建てることができました。これが、今現在も私たちが集っている会堂です。

2000年代以降
「家の教会」の実践と拡大
また、教会全体の宣教姿勢にも近年変化がありました。それは、2009年からスタートさせた「家の教会」という名の、一般教会員らがリーダーシップをとる教会形成のスタイルです。
ここ新潟の地で、静かに、しかし力強く、真実の神様を信じる人がおひとりでも多く起こされることを私たちは願い、熱心に祈っています。これが、現在の新津福音キリスト教会です。
